「Google Home mini」「Echo dot」おすすめはどちら?使い勝手を比較してみた

モノづくりが好きな人の間で「Google Home mini」「Echo dot」と自作機器を連携させるのが流行っています。
それもあり、両方とも購入し使ってみたので使い勝手を兼ねて記事を書きました!
どちらを買おうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
前提を書くと、普段の私の使い方は以下です。
以下を重視して比較しています。
・仕事中に音楽を聞く
・家電を音声で操作する
「何が出来るか?」「使い方」などは他のブログで紹介されているので割愛します。
目次
結論、私のお気に入り
どちらが良かったか結論を先に書きます!
ズバリAmazonの「Echo dot」です。
理由は何点かあります。
2.音声で伝えなくてもスマホで曲を探したり選んだり出来る
3.外部スピーカーにつなげられる
(ステレオジャック出力、Bluetoothで外部のスピーカーにつなげられます)
4.Prime Musicと履歴やプレイリストなどを共有できる
両製品とも月額1000円以下で、音楽の聴き放題サービスを提供しています。
私は契約せずに無料で使える音楽サービスを利用しています。
有料のサービスに入ると、どちらも邦楽の音楽が探しやすくなるか興味あります。
なお「Google Home mini」の方が勝っている点もいくつかありました。
利用シーンにより優劣が変わりニュース重視なら「Google Home mini」、音楽重視なら「Echo dot」というのが私の感想です。
なお、2017年12月時点での感想です。
今後、ソフトウェアに関する部分はお互い改良されていくでしょうし、評価も変わるかもしれません。
買って生活は変わった?
「ニュースや音楽を聞く習慣」が変わるぐらいのインパクトがありました。
ニュースは「Echo dot」を買う前は、ニュースをスマホやパソコンで聞いていました。
それが「最新のニュースを聞かせて」といえば、NHKはもちろん、他のニュースメディアも聞くことが出来、非常に便利です。
朝と夕方、深夜と1日3回ぐらいはニュース聞いています♪
両製品とも、再生するニュースメディアは自由に選べ、再生する順番も変えられます。
音楽は「Echo dot」を買う前はYoutubeで好きな曲を集めてPCやスマホに保存し、仕事や移動中に聞いていました。
購入後は、「Echo dot」で音楽を聞くことが多くなりました。
オルゴールとJazzが特にお気に入りで、仕事で集中したい時やリラックスしたい時に聞いています。
音は良い?
「Google Home mini」「Echo dot」共に、シリーズの中では一番下の価格です。
コンパクトな分、音は悪いのでしょうか?
結論から言うと、小さい割には音は良いです。
スピーカーを2つ以上用意して聴き比べないと音の善し悪しは分かりにくいものです。
どちらの製品ともに初めて音を聞いた時は「思ったより音いいな」というのが感想でした。
どちらもニュースを聞くには十分で音割れもないです。
私は「Google Home mini」よりも「Echo dot」の方が音がいいように感じました。
ただし、音楽を聞くとそれなりと思い知ります。笑
「Google Home mini」は、低音にチューニングされているためか、高音はこもったような音になります。
「Echo dot」は、バランスは良いものの細かい音はカットされて大雑把な音です。悪く言うと迫力がない音です・・・。
どちらの商品共に、Bluetoothスピーカーとしても使えます。
スマホやパソコンのスピーカーとして使えて便利です。
なお「Echo dot」は外部スピーカーと接続することが出来ます。
「Google home mini」には外部出力はありません。
「Echo dot」ステレオジャックがあり、かつ外部のBluetoothスピーカーにも繋げられます。
ステレオジャック出力の音はイマイチ
「Echo dot」のステレオジャック出力は、アンプ不要で増幅された大きい音が出ています。
「Echo dot→ステレオジャック→自作スピーカー」の構成で繋いだところ、期待した程の音ではありませんでした。
細かい音がカットされている感じで「Echo dot」のDACがショボいのだと思います。
※同じスピーカーで、自作USBのDACシステムと比べるとハッキリ違いが分かるぐらい音が違います。
カーステレオやお店のオーディオとつなぎたいなど、とりあえず外部スピーカーで使いたい用途かなと。
音を良くするために外部スピーカーと考えていると少しガッカリします。
外部スピーカーで音を良くしたいならBluetoothスピーカーの利用が良さそうです。
Bluetooth接続すればデジタルデータのまま受け渡されると思うので、音はマシになるのではないでしょうか。(未確認)
音重視なら音響メーカーのものを
音重視であれば、筐体は大きくなりますが、ランクが上のシリーズを買うのも一つの手です。
なお、オンキヨーがGoogle HomeやAmazon Echo対応のスピーカーを発売したので、音重視なら音響メーカーの製品を選ぶのが一番良さそうです。
スマートスピーカー市場が日本でも盛り上がれば、サードパーティー製のスマートスピーカーも増えてくるので、私はAmazonのAlexa対応の製品が出揃ったころで購入を検討しようと思っています。
ニュースは「Google Home mini」の方が快適
ニュースの聞き取りやすさに大きく関係することとして「ニュースキャスターが読み上げたもの」と「機械音声が読み上げたもの」の2つに別れます。
当然、人が読み上げたものの方が聞き取りやすいです。
ニュースは、どちらともニュース提供元を追加したり、再生順番を変更したり出来ます。
「Echo dot」の方が追加できるニュース提供元は多いです。
しかし「Google Home mini」の方がニュースに関しては快適です。
その理由は、「ニュースキャスターが読み上げたもの」が「Google Home mini」の方が現時点では多いためです。
例えば、「Google Home mini」の「日経電子版NEWS」はキャスターの声、「Echo dot」の「日経電子版」は、機械音声です。
この辺りは提供メディアによるものなので今度どうなるかわかりません。
ニュースメディアとの契約関係にもよるのかなと。
音楽は「Echo dot」の方が快適
メインで使用する音楽サービスを紐付けて利用します。
どちらも無料と有料のものが用意されています。
私はどちらも無料のものを使用しています。
無料のサービスとして以下が用意されています。
「Google Home mini」は「Spotify」
「Echo dot mini」は「Amazon music」
「Spotify」は、邦楽が少ないです。
邦楽で曲を探すと上手くヒットしないことが多いです。
それに対して「Amazon music」は、邦楽でもヒットしてくれます。
ただし歌手名を指定して再生しようとすると、どちらも無料版では見つからないことが多く、有料版でないと厳しいです。
「Echo dot」はスマホから曲を探したり指定できる
曲はスマートスピーカーに話かけて再生させます。
ジャンル名や、「落ち着く曲をながして」などでもOKです。
どちらも、再生している曲名の表示、再生の停止はスマホから行えます。
「Echo dot」はスマホから曲を探したり指定でき、これが何気に便利です。
隣の部屋のベッドで転げながら曲をかけたいなと言う時、話しても声が届かない時に重宝します。
↓Amazon Alexaアプリ

家電との連携は大差なし
どちらもスマートスピーカーという名前の通り、家電や他の機器と連携出来ます。
対応した家電を買えば、特に難しい設定は必要なく連携できます。
マニアックな人はIFTTTで連携
電気にしても家電にしても既にあるものを使いたいですよね。
新築ならともかく、買い換えるのはもったいない・・・。
そういう場合は、少し知識が入りますが連携可能です。
詳しい設定などの解説は控えますが、私は「IFTTT」と「IRkit」で実現しました。
私は以下を「Google Home mini」「Echo dot」で音声で操作出来るようにしました。
・電気を消して(明かりを消して)
・テレビをつけて
・テレビを消して
・エアコンをつけて
・エアコンを消して
・ベッドの電気をつけて
・ベッドの電気を消して
「IFTTT」は、有名なサービスで、何かと何かを組み合わせられるサービスです。
今回のスマートスピーカーに限らず、便利なことが出来るので興味ある方は調べてみてください。
私は、以下のようなことをIFTTTで設定して使っています。
→最寄り駅の20分前ぐらいに通知されるのでご飯の準備や安否確認用に使っています
・特定のブログが更新されたら、PCやスマホにプッシュ通知で知らせるよう設定
・スマートスピーカーの音声入力で家電を操作
「IRKit」は、赤外線リモコンの信号を覚え、iPhoneアプリで外出先から操作したり出来ます。
「IRkit」はマニアックな使い方でインターネットからAPIを使えるようにする「IRKit Internet API」が用意されています。
IRkit公式サイトの「IRKit Device HTTP API」の項目を見て、さっぱり分からないという人は使いこなせないと思うので、諦めてください。
(iPhoneアプリのリモコン登録は、知識がなくても使えて非常に便利です)
URL形式でリモコン信号を発行でき、IFTTTの「Webhooks」として指定出来ます。
Arduinoで作られており一部のマニアからは人気のある商品です。
まとめ
アメリカでは「Amazon Echo」は2014年11月から発売されており、スマートスピーカーの70%のシェアをAmazonが占めています。
なお、Amazon Echoは数多くのバリエーションがあり、日本では売られていないものとして以下があります。
・タッチスクリーン付きの「Echo Show」「Echo Spot」
・バッテリー内蔵の「Echo Tap」
・カメラ機能付きの「Echo Lock」
・光るボタン付きの「Echo Buttons」
日本で市場が盛り上がれば、日本でも売られるかもしれません。
我々の生活が便利になるスマートスピーカー、現状アメリカの企業が技術や市場を独占しています。
日本もスマートスピーカーを利用した新たな技術やビジネス、アメリカの企業に遅れをとらないように頑張りたいものです!