タブレットをサブモニター化。TwomonUSBで外出先でも快適な仕事環境を作る

こんにちは「ノマどる」です。
Androidタブレットを、PCのサブモニタにする方法を紹介します。
仕事の効率化のためにメインの仕事環境のPCは、複数モニターを使われている方、多いのではないでしょうか。
ニューヨークタイムズの記事では、デュアルモニターで仕事の効率は2~3割UPするとの事です。
困るのが外出時にシングルモニターで仕事をする際の効率の悪さです。
複数モニターの環境になれると、シングルモニターだと違和感があり効率悪いなと思う事もしばしばです。
外出時でもデュアルモニターにする場合、以下の選択肢があります。
- モバイルモニターを購入する
- タブレットをサブモニターにする
USBのバスパワーで動くものが主流。
価格は10~15インチで、2万円後半。
欠点は、価格が高い。荷物が増える。
持ち歩いているタブレットをサブモニターに出来る。
欠点は、設定に苦労する。
一時期は、モバイルモニターの購入を考えたこともあります。
しかし、23インチのモニタが1万円代で買える時代です。
モバイルモニターは、2万円後半と高いです。
しかも持ち運ぶときに荷物になるので、持って出る場面が限られます。
そこで重宝するのがタブレットをサブモニターとして使う方法です。
私は、電話やkindleリーダーとして使っているタブレットで、ASUSのZenPad 7.0(Z370KL)を持っています。
電車の中でkindle本を読むのはスマホよりも画面の大きいタブレットが快適です。
タブレットをサブモニター化する事で、荷物も無駄がなくなります。
費用も、サブモニターのソフトは1,000円前後と安く済みます。
サブモニター化出来るアプリ
手順を説明する前にタブレットやパソコンの環境を記載しておきます。
タブレットやOSにより具体的な操作は異なりますが、設定する内容は同じです。
- タブレット:ASUSのZenPad 7.0(Z370KL)
- パソコン:ASUSのT90chi
Androidのバージョンは、5.1.1
OSは、Windows10
iPadやMacでもサブモニターとして利用可能です。
サブモニター化するアプリ
タブレットをサブモニター化するアプリは、5種類以上あります。
wifi接続の可否、USB接続の可否、OSのサポートの可否が異なります。
有名なアプリを上げておきます!
- iDisplay
- Duet Display
- Air Display3
- TwomonUSB
- Komado2
ご自身の環境に合うものを探しましょう。
「タブレット サブモニター化」
「タブレット デュアルモニター」
「ソフト名 サブモニター化」
「ノマどる」の外せない条件としてはUSB接続のサポートです。
wifi接続は、環境によってはマウスポインタや描画が遅延する場合があり、またwifiが使えない場合は利用出来ないです。
Windowsのファイアウォールで、ネットワークの規制が厳しくなっているのもwifiを避けたかった理由の1つです。
(Windowsのアップデートでファイアウォールの設定が変わる事があり、ネットワーク系のアプリが急に使えなくなる事があります)
TwomonUSBを使用したサブモニター化の手順
評判の良かった「TwomonUSB」を使用しました。
「TwomonUSB」でサブモニター化するまでの手順を書いていきます。
「TwomonUSB」は、Windows、Mac、Android、iOSに対応しています。
手順1.Androidタブレットで開発向けオプションを表示させる
初期状態では、「開発向けオプション」のメニューは表示されません。
表示させるために、[設定]->[端末情報]->[ソフトウェア情報]をタップします。
ソフトウェア情報画面で、[ビルド番号]を連続でタップします。
連続でタップしていると「デベロッパーになるまであと3ステップです」のようなメッセージが表示されるので、そのままタップし続けると、はれて開発者向けオプションが表示されるようになります。
手順2.開発者オプションの設定を行う
[設定]->[開発者向けオプション]をタップします。
開発者向けオプションの画面で、[ON]のトグルをONにします。
次に[USBデバッグ]のトグルをONにします。
手順3.パソコンにタブレットの ADBドライバを入れる
つまづく方が多いのが、ADBドライバのインストールです。
ADBドライバは、USB接続でタブレットを制御するために必要となるドライバです。
タブレット毎の専用ドライバをインストールしないと使用できません。
メーカーのサイトにドライバがあります。
「タブレットの型番 ドライバ ダウンロード」等で検索しましょう。
ASUSのZenPad 7.0(Z370KL)は、ASUSのサイトからダウンロードできます。
以下は、ドライバを入れる手順です。
タブレットをUSBでパソコンに接続します。
環境によっては自動で専用のADBドライバがインストールされる場合もあります。
専用のADBドライバがインストールされているかを確認するには、「デバイスマネージャ」を開きます。
(コントロールパネルから開く。または、Windowsキー+Rを押して、devmgmt.mscと入力すれば一発で開きます。)
「ほかのデバイス」の項目に、タブレットらしい項目が表示されていれば、ドライバがインストールされていない事になります。
Asus Zenpad の場合P-002という名前で表示されていました・・・。
その項目がタブレットかどうかを判断するには、タブレットのUSBを接続したり、抜いたりしてください。
接続した時に、「ほかのデバイス」の項目に表示が追加されればタブレットで間違いないです。
ドライバを入れるには、「ほかのデバイス」で表示された項目名を右クリックし、プロパティをクリックします。
ドライバタブを表示し、「ドライバーの更新」ボタンを押下して、ネットからダウンロードしたドライバファイルを指定してください。
以下のようにタブレット用のドライバがインストールされればOKです。
(タブレットにより表示される項目は異なります)

その場合は、デバイスマネージャーで「「ほかのデバイス」の項目に表示されているドライバを削除し、exeのインストーラーをインストール後、再起動してUSB接続してください。
※基本的には各ドライバのマニュアルの手順書をご覧ください。
手順4.パソコンにTwomonUSBを入れる
パソコンに、TwomonUSBのアプリをインストールします。
こちらからダウンロードできます。
パソコン用のソフトは無料で、スマホ、タブレット用のアプリが有料になります。
手順5.タブレットにTwomon USBを入れる
Androidは、「GooglePlay」で「Twomon USB」アプリを検索します。
アプリを購入します。2016年6月22日現在は、949円です。
タブレットのソフト購入は、パソコンでの設定が終わった後にした方が良いです。
購入して2時間以内であれば「払い戻し」が出来る為です。
動かない場合は、手順3のADBドライバをインストールしていない場合が殆どと思います。
動かない場合、2時間以内ならGoogle Playで「Twomon USB」のページに行けば「払い戻し」ボタンがあり、購入をキャンセル出来ます。
手順6.ソフトで接続する
パソコンのTwomonUSBアプリを起動します。
次にタブレットのTwomonUSBアプリを起動します。
タブレットをUSB接続します。
パソコンでソフトが起動していればタブレットのTwomonUSBアプリの「接続」ボタンが有効になります。
「接続」ボタンを押せば、サブモニタになります。

接続した様子です。

まとめ
外出時でもデュアルモニターで効率よく仕事出来ます。
マクドナルドでデュアルモニターにする勇気はないですが、ルノアールやコワーキングスペースではサブモニターにしています♪
タブレットは画面タップで操作も出来ます。
タブレットにUSBでつないでいるので、充電しながら使えるメリットもあります♪
コストもタブレットのアプリを購入するだけなので非常に経済的です。
タブレットのサブモニター化は超お勧めです♪
10 件のコメント
初めまして。有益な記事助かります。
私も同じようにサブディスプレイ化を考えており、デスクトップはwin7Proで、タブレットはASUSのZenPad7.0(Z370C)での運用を考えています。
この記事のASUSのリンクがありましたが、その先でダウンロードすべきものはどのソフトでしょうか。
ユーティリティのASUS_Android_USB_drivers_for_Windows_20150316
というソフトで間違いありませんでしょうか。
お手すきの際にお答えいただけると助かります。
コメントありがとうございます。
ご返信、遅くなりました。
>ユーティリティのASUS_Android_USB_drivers_for_Windows_20150316
というソフトで間違いありませんでしょうか。
→ご認識のソフトで間違いありません。
ADBのことを書いてくださりありがとうございました。おかげでやっとつながりました。
初めまして、dual monitor についてご教授していただける助かります。
私の環境がMac セコンドモニターでwin10 タブレットを使いたく思っております。
これがネックでtablet側がアンドロイドやiosならdual display が可能なappが発売されているもですが。
私の環境でDualmonitorを可能にする方法はありますか?
(tablet 側win 10 chuwi hi 13 )
有線での接続で考えております。
よろしくお願いいたします。
aobaさん、はじめまして!
PC同士ですか・・・。
パッと思いつくのが、ゲームのキャプチャボードを利用する方法です。
通常PCは映像入力端子がないのですが、ゲームキャプチャボードを使えば、PCの画面上に外部からの映像入力が可能になります。
USBタイプで手軽に利用できるキャプチャーボードも多数出ています。
「ゲームキャプチャボード」で検索して調べてみてください。
もし、他にいい方法見つけた場合はご教示くださいませ。
ノマどる さま
キャプチャーボード調べてみます!
有難うございます。
たとえばwin10にアンドロイドをboot し
して使う事も理論上可能なのでしょうか?
?!
のまドル さま
色々と情報有難うございます!
例えばwin10にアンドロイドosをいれて使うのはどうでしょうか!?直ぐにでも試したいのですが。。手元にtabletがなくて試せてないです。
aobaさん
上記の方法だと、表示はクローンしか出来ないかもしれません。
すみません。
拡張で使いたいと思うので、対応しているものがあるか不明です。
初めまして。私もデュアルディスプレイ化を検討していて勉強になりました。
環境的には筆者さんと似ているので試してみたいのですが遅延とかってどうですか?
自分は資料でExcelとCADを立ち上げるのですが以前つってたものが遅延がすごくて使い物になりませんでした。
そこら辺のところを教えてください
Win10でのandroidタブレット(ME572CL)サブモニター化に、こちらの記事のおかげで成功しました。
ちなみに、Win10の場合、ADBドライバーのインストールは必要ありませんでした。