前回のVAIO S11のモバイルバッテリーを自作したのに、続き余ったパーツでモバイルバッテリーを自作しました。

モバイルバッテリー

以下の仕様にしました。

・USB充電x3
・VAIO S11充電用と共通のリチウムイオン
・大容量6A流せるコンバーター

電池の残量は電圧表示で確認するという電子工作好きにはタマラナイです。
透明なケースなのもインテリアとして絵になります。笑

リチウムイオンは大容量で超軽い

よく使われる18650サイズの、リチウムイオン2つの重さです。
3,500mAhx2 = 7,000mAhの容量があります。
それでケースに入れても114gと軽いです。

リチウムイオンの重さ

リチウムイオンは、今後も大容量のものが出てくると思われるので、乾電池との差がますます開きます。
DIYで何か作るとしても乾電池ではなくリチウムイオンで作りたくなるでしょう。

購入したリチウムイオンは、日本製の値段がするやつです。

コスパ重視なら、以下のような安いものもたくさんあります。
私は安全性を重視し、また1度買うと長く使えるので、少し背伸びして高いものを買っています。

DCDCコンバーターはMAX電流がお大きいものを

DCコンバーターは大きく値段もしますが、6A流せるものを選びました
ヒートシンクも付いているし、電圧表示の液晶もついていて作成の手間が省けるのもあります。
出力する電圧もマイナスドライバーで可変抵抗器を回すだけで調整できるので楽です。
しかも、電圧表示の液晶を見ながらできるというテスターいらずです。

USBジャックは秋葉原で購入

細かい電子部品は、秋葉原の秋月電子で購入。
ここは私の知る限りでは、最安値です。(部品の数は多くはないですが、通常の電子工作なら困らない)

基板取付用USBコネクタ(Aタイプ メス)
トグルスイッチ1回路2接点(ON-ONタイプ)

透明なケースは以下を使っています。
ABS樹脂ケース(蝶番式・大) 112-TM-ABS

ケースは見た目にこだわらなければ、ダイソーなどの100均で入手してもいいと思います。
タッパーなどは加工しやすいし安いので気兼ねなく使えます。w

工作風景

前回は工作途中の写真は取らなかったので、今回は取ってみました。
基本的にはDC変換しているだけなので、簡単です。
毎度ケース加工が大変で、ハンダ付けよりケース加工の時間の方が長いです。
工作

USBはデータ用のピンに注意

USBは、2番品ピンと3番ピンはデータ通信用です。
充電しか使わないので、オープン(配線を繋がない)状態にすると、ケーブルによっては充電されないことがありました。
最初はそれが分からず、相性があるのかなと思って試すと、2番品と3番品を接続するとどんなケーブルでも充電されました。
以外な落とし穴でした。

新旧比較

前回作成した、VAIO S11用のモバイルバッテリーと比べかなりコンパクトに出来ました。
今回はVAIO充電用の10.5V出力機能をつけていませんが、それを考えても小さく出来ました。
VAIO充電用の同じ大きさに時間があったら作り直したいですが、ヤスリの工程を考えると億劫です。

自作モバイルバッテリー

と思ったら、電動ドリルに装着するヤスリあるかなと思って探したらありました。
次にケース加工する場合は、このヤスリを使おう・・・。今までの労力が・・・。(´;ω;`)

まとめ

スマホ充電用のモバイルバッテリーは、今や千円台から購入出来るので作る必要はないのかもしれません。
しかし、ノートPC充電用などに応用でき、またリチウムイオンを共通で使いまわせるので1つ作れば、次回からリチウムイオンだけ買えば容量は無限に増やせるメリットがあります。
そして何と言っても軽い。
 
普段はリチウムイオンを2本、旅行に行くときは困らないように4本持ち歩くという使い方をしようと思っています。
4本持ち歩けば、12時間はVAIOの電源持ちそうですし、スマホの充電も困ることはなさそうです。